個展「本の時間」にて展示いたしました作品を
ご紹介します。
すっぴん/林 和子
2019年/センジュ出版
レオン自動機株式会社は、宇都宮市にある
食品製造機メーカーです。
会社の創設者であり、和菓子職人であった、
林 虎彦の半生を、妻、林 和子の目線で語った小説です。
2019年5月、センジュ出版から連絡が入り、
私にとっては初めての本の装画のお仕事となりました。
本の表紙のおまんじゅうは、林夫婦を表現しています。
裏表紙は後ろ姿の夫婦。
どちらも寄り添っている姿です。
林 虎彦の自分にかせた使命をやり抜く姿には、
懸命に生き抜く意味を教えてくれます。
読み終わった時には、爽やかな風が吹いたような…
そんな気持ちになる小説です。
本の装画という夢がひとつ叶い、
少しだけ私の転機となった一冊です。
今回描いたリスの絵は、このおまんじゅうを
リスになった林夫婦が持って行こうとしている姿で、
表紙の絵の続きを描いてみました。
「すっぴん」は、林 虎彦オフィシャルサイトでご購入
いただけます。
https://torahiko.jp/
12/13(日)には、宇都宮市内で朗読劇があるそうです。
その後、NHK-FM(栃木県域)で放送予定
とのことです。
https://pid.nhk.or.jp/event/sp/PPG0340693/index.html?fbclid=IwAR1O_NXdyU-BgHahbJFvJIP6r0GiX7zsLWCkByeIrSq0KX3NKILnl2J2Oxc