個展「本の時間」展示作品

個展「本の時間」にて展示いたしました作品を
ご紹介します。

空中ブランコ/奥田英朗
2004年/文藝春秋
第131回直木賞受賞作
他シリーズ/「インザ・プール」「町長戦争」
ドラマ化、舞台化、アニメ化

伊良部総合病院地下の神経科には、
今日も悩める様々な患者が訪れます。

色白で太っちょの医者、伊良部 一郎。
『いらっしゃ〜い』という神経科に似合わない甲高い声で今日も患者を迎えます。
また、患者にビタミン注射を打つ様子を嬉々としてみる変わった医者です。

伊良部のわがままで常識外れな言動や行動に、
どの患者も振り回されながらも、最後は無事解決する。
お話も読み終えた時には清々しい気持ちになります。

空中ブランコは、空中ブランコ、ハリネズミ、
養父のヅラ、ホットコーナー、女流作家の
5つの短編が一冊となっています。

絵は、空中ブランコのお話から描きました。
ある日、空中ブランコに乗っても失敗するようになった
サーカス団員、山下公平。

公平のサーカスにやってきたカバのような体型の伊良部が、ヒョウ柄のレオタードを着て空中ブランコをする
シーンを描きました。

空中ブランコを読んだことのある人がご覧になった時、

「なんかわかる!」

とおっしゃっていただき、嬉しくて心の中でガッツポーズした私なのでした…。

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